内祝いの基本的マナーについて
結婚や出産など、人生の節目ではお祝いをいただく場面が少なくありません。お祝いをいただいた返礼としての贈り物を内祝いと呼びます。具体的にどのような品物を内祝いとするか、ある程度時間をかけて決める必要があります。発送の手続きをする前に、お祝いをいただいた人たちにお礼の電話などをするのがマナーです。気軽な付き合いのできる友人ならメールでもかまいませんが、目上の人であれば電話か手紙でお礼を伝えて、そのあとで内祝いの発送となります。返礼品の予算は、いただいた品物の半額程度が目安となります。結婚のお祝いの場合、挙式や披露宴に招待した人には引き出物などを渡しているため内祝いを贈る必要はありません。たくさんの人からお祝いをいただいた場合、内祝いを贈るべき人をリストアップしておくと役立ちます。
連名でお祝いをいただいたときは
結婚や出産のお祝いでは、連名で贈られる事例があります。友人や職場の同僚など複数の人がお金を出し合って、ひとつの贈り物が選ばれる事例です。このような形でお祝いをいただいて、お返しをしたいときはどのように対応すればよいのでしょうか。まとめてお返ししても、個別にお返ししてもかまいません。どちらの場合でも大切なのは、単純に品物を贈るだけではなく感謝の気持ちを書いた簡単なメッセージをそえることです。返礼品の予算は半額程度という目安は変わりません。3人の連名で1万円のお祝いをいただいたときは、ひとりあたり約3000円を出している計算なので、その半額の1500円ほどを予算として返礼品を選びましょう。自分の経済状況に合わせて、予算を少々抑えても問題はありません。